山菜の天ぷら大会

先日田んぼで山菜の天ぷら大会をしました。
セリ、カラスノエンドウ、ノビル、タンポポ、柿の葉、ドクダミ、タラの芽、カンゾウなど多種のその辺に生えている食べられる草たち。天ぷら粉がうまいのかどれもうまかったです。一番評判だったのは柿の葉。クセがなくってポテトチップスみたいにパリパリいけました。一番不評だったのはドクダミでしたが僕は大好きでした。あれくらい個性がある方がいい。
春の味覚、山菜は最高ですよね。勝手に生えているわけで、究極の自然栽培ともいえます。そもそも野菜だって食べられる草であって山菜となんら変わりのない植物。それを集めて栽培を始めたのが農業のはじまりです。農業は進化を遂げて肥料を多分に蒔いたり農薬をかけたり食味を落としていたり、生命の循環、食物連鎖を歪ませています。
自然栽培に取り組んでいる僕にとって山菜の野生感、植物としての真っ当さにはカッコよさを感じます。また日本原産の野菜は10種ほど、ほとんどが山菜です。
一万年くらいずーっと毎年そこに生えてきた、そんな歴史を頬張ることはある意味奇跡みたいなものです。